こんにちは!
今回は「大学駅伝」の日本三大をご紹介します。
駅伝といえば、年始に開催される箱根駅伝が有名ですが、
そのほかにどのような駅伝があるのでしょうか。
今回も詳しく調べてみましたので、ぜひ最後までお楽しみください。
では、まいりましょう!
日本三大大学駅伝とは?
日本三大駅伝とはなんでしょうか。
駅伝とは、駅伝競走のことで、数人で長距離をリレー形式で走り、
たすきをつなぎ、タイムを競う競技のことをいいます。
大学駅伝は、全国大会や地方大会を合わせて7大会ありますが、
日本三大大学駅伝は、以下の三つの駅伝のことをいいます。
・出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)
・全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権大会)
・箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)
同シーズンに上記3大会を優勝することを「三冠」と言い、
今まで三冠を取った大学は大東文化大学、順天堂大学、早稲田大学、青山学院大学
であるとされています。
それぞれどのような大会なのか、詳しくみていきましょう。
出雲駅伝とは
「出雲駅伝」は、1989年から出雲市と社会法人日本学生陸上競技連合主催で
開催されている大会で、毎年10月の体育の日に開催されます。
大学駅伝シーズンの幕開けを飾る大会とされています。
三大駅伝の中では全体の区間が短く、「高速駅伝・スピード駅伝」とも呼ばれており、
順位が目まぐるしく変わるという特徴があります。
また、他の三大駅伝と比べて外国人留学生の出場制限がないため、
留学生が複数起用されるという特徴もあります。
現在は、出雲大社正面鳥居前をスタート地点とし、
ゴール地点は出雲ドーム前の総距離45.1kmのコースとなっています。
2018年までの優勝回数をみると、山梨学院大学が6回で最多となり、
次いで日本大学が5回で2位、東海大学と青山学院大学が4回で同率3位となっています。
■大会情報
・開催日 2019年10月14日(月)体育の日
(2018年大会の様子)
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全日本大学駅伝とは
「全日本大学駅伝」は、1970年より毎年秋に開催される大会で、
日本一の大学駅伝チームを決める大会です。
各地区の予選会も開催される全国規模の駅伝大会です。
コースは、愛知県名古屋市の熱田神宮西門前から、
三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの、総距離106.8kmとなっています。
1988年より関東地区の出場枠が増枠され、
有力なランナーが所属する関東地区の大学が上位を占めるようになり、
全国的な大会であるにも関わらず、箱根駅伝の前哨戦と扱われてしまう傾向があります。
2018年までの優勝回数をみると、駒澤大学が12回で最多となり、次いで日本体育大学が11回、
大東文化大学が7回で3位となっています。
■大会情報
開催日 2019年11月3日(日・祝)
(2018年大会の様子)
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箱根駅伝とは
「箱根駅伝」は、毎年1月2日と1月3日の2日間にわたり開催される駅伝大会で、
関東学生陸上競技連盟が主催し、読売新聞社が共催しています。
全国でテレビ中継が放映されており、年始の楽しみにしている方も多いと思います。
1920年に第一回大会が実施されました。
開始に際して、日本人初の五輪選手である金栗四三(かなくりしそう)が
発案したことがきっかけであり、別の説として、
飛脚制度を基にし、手紙に見立てたたすきをつなぐという、
観光イベントだったという説もあります。
コースは、東京千代田区の読売新聞東京本社ビル前から、
神奈川県足柄下郡箱根町・芦ノ湖までの往復で、
往路が107.5km、復路が109.6kmの計217.1kmです。
長いコースの間には箱根の山を越える過酷な区間もあり、
例年様々なドラマが生まれています。
2019年までの優勝回数をみると、中央大学が14回で最多となり、
次いで早稲田大学が13回、日本大学が12回となっていました。
■大会情報
・開催日 1月2日・3日
(2019年大会の様子)
大学駅伝の歴史
日本で最初に行われた駅伝は、1917年の「東京奠都記念東海道駅伝徒歩競争」で、
総距離516kmを全23区のコースで行われました。
その後駅伝が広く広まったのは、やはり「マラソンの父」と呼ばれる
金栗四三の尽力が大きくあります。
先の東海道駅伝徒歩競争にも出場した金栗四三は、
日本人の長距離選手を育成するために、箱根駅伝の開催に尽力し、
1920年に箱根駅伝の第一回が開催されました。
その後、箱根駅伝へ出場できない大学などが声をあげ、
1970年に全日本大学駅伝が東海地区で実施されることになりました。
その後、1989年に、駅伝シーズンの幕開けを飾る大会として、
また、出雲駅伝が開催されるようになりました。
この三大駅伝はそれぞれ、出雲大社や伊勢神宮、富士山を目指す箱根など、
日本人にとって神聖な場所を移動する競技で、
走る本人も、応援する方もなんとなく清々しい気持ちになりますね。
まとめ
いかがでしたか。
どの駅伝大会も開催ごとにドラマがあり、観戦している方も熱が入りますよね。
コースの近くにお住いの方も、そうでない方も、沿道で選手を応援し、
一緒に盛り上がってみるのも面白いかもしれませんね。