こんにちは!
今回は、皆さんの身近にある「橋」の三大をご紹介します!
橋と聞いてどこを思い浮かべますか?
レインボーブリッジ?明石海峡大橋?沖縄の古宇利大橋?
大きな橋から風情のある橋まで、様々ありますよね。
ここでは、日本三大に選ばれた橋を、
その理由とともに巡ってみたいと思います。
ぜひ最後までお楽しみください。
ではまいりましょう!
Contents
日本三大名橋とは?
日本三大名橋とはなんでしょう。
日本には、日本という地形柄、橋がたくさんあります。
その中から、以下の3つが日本三大名橋に選ばれています。
・日本橋
・錦帯橋
・眼鏡橋
それぞれどのような特徴があるのか、詳しくみてみましょう。
日本橋
日本橋(にほんばし)は、東京都中央区の日本橋川に架かる橋です。
誰もが耳にしたことがある橋ですね。
1603年に徳川家康によって架けられ、
1604年には五街道
(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)
の起点と定められました。
以前は木製のため、火災で焼け落ちることが多く、
現在の橋は19代目または20代目とされ、
1911年に現在の「石造二連アーチ橋」が完成し、
その後、国の重要文化財にも指定されました。
現在の橋の真ん中には「日本国道路元標(げんぴょう)」があり、
主要国道の始点となっています。
なお、現在はなんと遠いトルコまで続く
「アジアハイウェイ1号線」
の始点にもなっています。
日本橋から始まり、その総延長は20,557kmで、
アジアの数カ国を道路を経由し、
終点はトルコとブルガリアの国境に到着します。
今後、2020年のオリンピックの後に、
日本橋の上空を通る首都高速道路を地下へ移す計画も
検討されています。
この計画が実行されれば、日本橋周辺の光景がガラリと
変わりそうですね。
まさに日本を代表する日本橋は、
三大名橋に挙げられて当然と言えます。
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錦帯橋
錦帯橋(きんたいきょう)は、
山口県岩国市の錦川に架かる橋です。
国の文化財の一つである「名勝」
(芸術上、鑑賞上価値が高い土地が選ばれます)
に指定されています。
世界的にも珍しい木造で美しいアーチ状の橋として有名です。
主要構造部分は釘は1本も使われず、
継手や仕口など組木の技術を使い、造られています。
1673年に岩国藩主の吉川広嘉により建造されました。
以前にも岩国城と錦川を挟んだ城下町をつなぐ橋はありましたが、
錦川の洪水により何度も流失していました。
そのため広嘉が洪水に耐えられる橋を造ろうと
アーチ状の橋を連ねた錦帯橋を建造しましたが、
翌年1674年には洪水により一度流失。
そして改良を行い再建すると、
その後は250年以上洪水の被害に遭わず、その姿を保ったそうです。
1950年には台風により流失してしまいますが、
1953年に再建し、現在の姿となっています。
橋の特徴である「アーチ」は、
かき餅を焼くときに弓なりに反ったかき餅の姿からヒントを得、
また、明の杭州の西湖に架けられている橋からも構想のヒントを得たそうです。
国の文化財の一つである「名勝」にも指定され、
世界的にみても珍しい木造アーチ橋は、三大名橋にふさわしいですね。
【錦帯橋への入橋について】
■入橋料(往復のみ)
(大人※中学生以上)300円
(小学生) 150円
■営業時間
8:00~17:00
※観光シーズン中は18:00まで。
※24時間入橋可能ですが、22時以降は消灯しているそうです。
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眼鏡橋
眼鏡橋(めがねばし)は、長崎県長崎市の中島川に架かる橋です。
石造二重アーチ橋で、琉球王国にあった橋を除くと、
日本初の石造りアーチ橋となります。
2つの半円を描くアーチ橋で、川面に映った姿が
「メガネ」に見えることからこの名前がつけられました。
1634年に興福寺の黙子如定(もくすにょじょう)により建造されました。
川の氾濫により、幾度となく橋が流失していたので、
水害に耐えられるように石造の橋を造らせました。
その後、一部損壊はするもののその度に修復により復元され、
度重なる水害に耐えてきました。
1982年の大洪水で一部崩壊しましたが、
その際も流失は免れ、翌年復元されました。
現在は国の重要文化財に指定されています。
また、眼鏡橋付近の堤防にはハート型の石が埋められており、
「ハートストーン」として有名なパワースポットになっています。
日本最古の石造橋ということもあり、
こちらも三大名橋に選ばれるのも納得ですね。
まとめ
いかがでしたか?
数々の水害を乗り越え、試行錯誤の末に作られた三大名橋。
昔ながらの姿が残されていることもあり、
堂々としたその姿に、歴史やロマンを感じますよね。
ぜひ観光に訪れた際には渡ってみてくださいね!