こんにちは!
今回は、「映画賞」の日本三大をご紹介します。
映画賞といえば、有名なのは当然アカデミー賞ですが、
日本にも独自の映画賞があるのをご存知ですか。
その日本三大とはどんな賞のことなのでしょうか。
今回も詳しく調べてみましたので、ぜひ最後までお楽しみください。
では、まいりましょう!
日本三大映画賞とは?
日本三大映画賞とはどのような賞なのでしょうか。
映画賞とは、映画に与えられる様々な賞のことですが、
日本における三大映画賞は、以下の3つになります。
・日本アカデミー賞
・ブルーリボン賞
・キネマ旬報賞
名前を耳にしたことがある方もいるかと思います。
それぞれどのような賞なのか、詳しくみていきましょう。
日本アカデミー賞とは
日本アカデミー賞(にっぽんあかでみーしょう)は、
米国アカデミーの正式許諾を得て日本アカデミー賞協会が主催し、
1978年4月6日から毎年催されている映画賞です。
授賞式の前々年の12月中旬から前年の12月中旬に公開された映画の中から
日本アカデミー賞協会会員による投票によりノミネート作品(優秀賞)が決まり、
その中から最優秀賞が競われます。
日本アカデミー賞協会の会員は、国内の映画監督、プロデューサー、俳優、
その他映画に携わる映画関係者などにより構成され、
2018年時点で3,960名所属しています。
まさに、「日本映画人による日本映画人のための日本映画の祭典」です。
作品賞や監督賞、主演男優賞、主演女優賞などの正賞が15部門と、
そのほかに新人俳優賞などがあります。
正賞の15部門は、ノミネートされた優秀賞の中から最優秀賞が選ばれるので、
TV中継を見ている私たちも、何が(誰が)選ばれるのかワクワクしますよね。
また、照明賞や美術賞など、技術に関する賞も設けられているのも特徴で、
映画制作への愛情が感じられます。
■正賞
・作品賞
・アニメーション作品賞
・監督賞
・脚本賞
・主演男優賞
・主演女優賞
・助演男優賞
・助演女優賞
・音楽賞
・撮影賞
・照明賞
・美術賞
・録音賞
・編集賞
・外国作品賞
■その他の賞
・新人俳優賞
・話題賞(作品・俳優)
・協会特別賞
・協会栄誉賞
・会長特別賞
・会長功労賞
・岡田茂賞
第43回授賞式は、2020年3月6日(金)に開催されるようです。
前回の最優秀作品賞『万引き家族』も印象深いですが、
次回、どんな作品が受賞するのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
ブルーリボン賞
ブルーリボン賞は、1950年に「東京映画記者会賞」という名で始まった映画賞です。
その後、現在の「ブルーリボン賞」に改称され、東京のスポーツ紙(スポーツ報知、
デイリースポーツ、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ、東京スポーツ、
スポーツニッポン、日刊スポーツの7紙)の映画担当記者による
「東京映画記者会」の主催で行われています。
毎年1月1日から12月31日の期間に首都圏で公開された全作品が対象となり、
記者会員全員による投票でノミネートされた中から、
選考会や投票で各賞の対象を決定します。
賞は、作品賞・個人賞など合わせて8部門の賞があります。
受賞者へは、青いリボンが結ばれた賞状と、記者の象徴であるペン
(モンブランの万年筆)が贈られます。
授賞式の司会者は、前年度の主演男優賞、主演女優賞を獲得した俳優が行います。
2018年度の受賞者は、主演男優賞が『終わった人』の舘ひろしさん、
主演女優賞が『止められるか、俺たちを』の門脇麦さんになるので、
2019年度の授賞式の進行姿も楽しみですね。
また、2018年の作品賞は『カメラを止めるな!』でした。
2019年にはどのような話題の映画が出てくるのか、
こちらも楽しみにチェックしたいと思います。
■賞について
・作品賞
・監督賞
・主演男優賞
・主演女優賞
・助演男優賞
・助演女優賞
・新人賞
・外国作品賞
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キネマ旬報賞
キネマ旬報賞とは、日本最古の映画誌『キネマ旬報』が主催する映画賞です。
「キネマ旬報ベスト・テン」という名で1924年に開始され、
アメリカのアカデミー賞よりも長い歴史を持つ、
世界最古クラスの映画賞と言われています。
当初は、「芸術的に最も優れた映画」、「娯楽的に最も優れた映画」の
2部門のみで、対象も外国映画のみとなっていました。
1926年には日本映画のクオリティが上がったこともあり、
日本映画と外国映画の2部門に分けたベスト・テンとなりました。
現在は、日本、海外映画のベストテンに加え、監督賞や個人賞など、
様々な賞が表彰されています。
各賞の選出については、映画評論家や日本映画記者クラブ員など、
映画を多くみている者に限定され、年齢幅も広いため、
最も中立的で信頼できる映画賞とも言われています。
■賞について
・日本映画ベスト・テン
・外国映画ベスト・テン
・文化映画作品賞
・日本映画監督賞
・外国映画監督賞
・日本映画脚本賞
・日本映画主演男優賞
・日本映画主演女優賞
・日本映画助演男優賞
・日本映画助演女優賞
・日本映画新人男優賞
・日本映画新人女優賞
・読者選出日本映画監督賞
・読者選出外国映画監督賞
・キネマ旬報読者賞
なお、2018年度の日本映画ベスト・テンの1位は『万引き家族』でした。
2位は『菊とギロチン』、3位は『きみの鳥はうたえる』という作品で、
日本アカデミー賞やブルーリボン賞にノミネートされていない映画も
多くランクインしていました。
それぞれの映画賞が独自の視点で選出しているのがわかり、興味深いですね。
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その他の国内映画賞
日本三大映画賞以外にも、国内には様々な賞があります。
・毎日映画コンクール
毎日映画コンクールは、毎日新聞社やスポーツニッポン新聞社などが主催する
映画賞で、1946年に創設された、歴史ある国内最高峰の映画賞です。
映画評論家やジャーナリストなど、映画界で第一線で活躍しているメンバーなどが
選考に関わり、作品部門や個人部門、スタッフ部門など様々な賞が決定します。
・報知映画賞
報知映画賞は、報知新聞社が主催する映画賞で、1976年に設立されました。
受賞者の発表が毎年11月、授賞式が12月に行われるなど、他の映画賞よりも
時期が早いため、他の映画賞の目安としてみられることもあります。
まとめ
いかがでしたか。
それぞれの賞が、色々な視点により選ばれていることがわかりました。
今後どのような面白い映画が作られ、それぞれの映画賞でどの作品が選ばれるのか、
楽しみにチェックしてみてくださいね。