こんにちは!
今回は、日本三大・・・ではなく、「日本三景」についてご紹介します!
日本三景とは、日本でも有数の名勝地のことです。
詳しい方はご存知かもしれませんが、一体どこなのでしょうか。
それぞれ詳しく調べてみましたので、ぜひ最後までお楽しみください。
では、まいりましょう!
日本三景とは?
日本三景(にほんさんけい)とはどの名所のことをいうのでしょうか。
日本三景とは、日本国内有数の名勝地であり、昔から詩歌に詠まれたり、
絵画にも描かれている以下の3つとなります。
江戸時代の初め頃、儒学者である林春斎が「日本国事跡孝」に書き記したことから
日本三景と括られるようになったとされています。
・松島
・宮島
・天橋立
全て海(沿岸)に面している風景になるのも特徴です。
それぞれどのような場所なのか、詳しくみていきましょう。
松島の場所・アクセス
日本三景の一つである「松島」は、宮城県松島湾内外の地域にあり、
260余りの島々からなる景勝地です。
松尾芭蕉が詠んだ景色、伊達政宗ゆかりの地としても有名です。
その景勝地を一望できる名所として、「松島四大観(まつしましだいかん)」があります。
「壮観」、「偉観」、「麗観」、「幽観」とそれぞれ名前があり、
それぞれで絶景が見られると、江戸時代に選ばれたとされています。
これらは離れた位置にあるため、車で移動する必要があります。
松島湾に浮かぶ島々と、それを囲む自然の美しさは一生に一度は見ておきたい絶景です。
また、絶景を楽しむには松島湾クルーズもオススメです。
遊覧船に乗って、「仁王島」や「鐘島」、「双子島」など、
数々の有名な島を近くで見ることができます。
また、松島の二大グルメとされる「カキ」と「あなご」はぜひ食べてみたいですね。
カキのシーズンは10月から3月、あなごのシーズンは4月から10月ごろと言われています。
ぜひお好みに合った季節に訪れてみてはいかがでしょうか。
■松島への交通アクセス
(電車)JR仙石線松島海岸駅(仙台駅から松島海岸駅まで約40分)
(高速道路)三陸自動車道 松島海岸ICより宮城県道144号赤沼松島線を通り約3km
東北自動車道 大和ICより約30分
(一般道)国道45号沿い
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宮島の場所・アクセス
宮島は、広島県廿日市市(はつかいちし)にある、
「厳島神社」を含む島のことで、日本三景の一つになっています。
「安芸の宮島」とも言います。
宮島といえば、「世界文化遺産」に登録されている厳島神社ですよね。
海に浮かぶ朱色の大鳥居、また社殿と、その背景の自然とが合わさった景観は、
見事としか言いようがないです。
観光スポットはやはり厳島神社で、干潮時と満潮時で景色を変える姿も楽しみの一つです。
干潮時には、大鳥居の近くまで歩いて接近できるなど、いつもとは違う角度から
厳島神社を眺めることができます。
また、宮島の中央に位置する標高535mの山である「弥山(みせん)」は、
国の天然記念物にも指定されており、弘法大使・空海が修行した聖地とも言われています。
ここからの景色を伊藤博文が絶賛したことでも有名です。
弥山へは、ロープウェーまたは登山で行くことができます。
また、宮島のグルメといえば、「カキ」と「あなご」です。
「表参道商店街」には、名物グルメを並べたお店が数多くありますので、
ぜひご当地の味を堪能してみたいですね。
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■宮島への交通アクセス
(電車)JR宮島口から徒歩5分、フェリーで10分
広島電鉄宮島口から徒歩1分、フェリーで10分
(車)大野IC・廿日市ICから約10分、フェリーに乗り換え約10分
(高速艇)広島港より約22分
元安桟橋から世界遺産航路で約45分
天橋立の場所・アクセス
天橋立(あまのはしだて)は、京都府宮津市にある砂嘴(さし)で、
国の特別名勝に指定されており、日本三景の一つとなります。
宮津湾の海流と阿蘇海の海流がぶつかり、砂が堆積し、
奇跡的にこのような地形ができました。
青い海に緑の松が生い茂り、白い砂浜がそれを際立たせる、
神が天に向けて架けた橋と言われるほど、美しい風景が広がります。
全長3.6kmの砂州(さす)は、歩いて渡ることもできます。
せっかくなら、上から眺めるだけでなく、
実際に歩いてその空間を楽しみたいものです。
その他の名所としては、
「廻旋橋」という、船が通るたびに一部が90度回転する珍しい橋や、
「三人寄れば文殊の知恵」で有名な文殊信仰の寺院もあります。
また、「股のぞき」という変わった観賞方法もあり、
天橋立を龍に見立て、股のぞきをすることで龍が天に舞い上がるように見えるなど、
面白い楽しみ方もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
■天橋立への交通アクセス
(電車)京都丹波鉄道 天橋立駅から徒歩5分
(車)京都縦貫自動車道 宮津天橋立ICから約10分
まとめ
いかがでしたか。
日本の素晴らしいところが詰まったような日本三景。
ちなみに7月21日は、日本三景を著書で書き記した林春斎の誕生日であり、
「日本三景の日」とされ、日本三景である各地でイベントが行われるようです。
ぜひ機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。