こんにちは!
今回は「桜」の日本三大をご紹介します。
春になると私たち日本人の心を癒してくれる桜。
その日本三大はどこにあるのでしょうか。
それぞれについて調べてみましたので、ぜひ最後までお楽しみください。
では、まいりましょう!
日本三大桜とは?
日本三大桜とは、どの桜をいうのでしょうか。
日本には各地に桜の名所があり、春はお花見に出かける人で賑わっていますが、
その中でも、国の「天然記念物」に指定されている以下の3つの桜を、
「日本三大桜」と言うようです。
・三春滝桜(福島県)
・山高神代桜(山梨県)
・根尾谷薄墨桜(岐阜県)
それぞれの桜について、詳しくみていきましょう。
三春滝桜(福島県)
福島県三春町にある三春滝桜(みはるたきざくら)は三大桜の1つとされています。
樹齢推定1000年を超し、樹高12m、幹回り9.5mのベニシダレザクラの巨木で、
桜として初めて国の天然記念物に指定された名木です。
皇居宮殿の正殿松の間の杉戸絵「櫻」や、
赤坂サカス赤坂Bizタワー壁画の「四季樹木図」は、
この三春滝桜がモデルとして描かれました。
四方に伸びた枝から滝のようにいっぱいの花を咲かせる姿から、
滝桜と呼ばれるようになりました。
毎年約15万人の人々がその姿を見ようと訪れるそうです。
ライトアップの期間もあり、暗闇に浮かぶ滝桜は圧巻の存在感があるそうです。
■滝桜情報
・ライトアップ期間
2019年4月10日~4月21日
※開花状況により期間が変更される場合があります。
・観桜料
300円(中学生以下無料)
※開花宣言の翌日から開花期間中は観桜料がかかります。
山高神代桜(山梨県)
山梨県北杜市の実相寺境内にある山高神代桜(やまたかじんだいざくら)も、
日本三大桜の1つで、国の天然記念物に指定されています。
樹齢約2000年、樹高約10.3mという、日本で最古であり最大級のエドヒガンザクラです。
日本神話の英雄、日本武尊(やまとたけるのみこと)が植えたとも伝えられています。
歴史を感じさせる風格と、エネルギー溢れる姿が見事です。
4月上旬から中旬にかけて、神代桜祭りが開催され、
神代桜の他にソメイヨシノが30本、ラッパ水仙が8万株植えられており、
花盛りの姿を一目見ようとたくさんの人で賑わいます。
■神代桜まつり情報
・開催場所 実相寺
・開催時期 例年4月1日~20日頃 ※桜の開花状況により変わります。
・開催時間 8時~17時
【スポンサードリンク】
根尾谷薄墨桜(岐阜県)
岐阜県本巣市にある根尾谷薄墨桜(ねおだにうすずみさくら)も日本三大桜の1つです。
樹齢1500年余りを誇る桜で、樹高17.3m、幹囲目通り9.4mの大木です。
淡いピンク色のつぼみが、満開時にはつややかに白く咲き誇ります。
そして”散り際に淡い墨のような色になる”ことから淡墨桜と名付けられたといわれています。
枯死の危機を何度も乗り越え、奇跡的に復活を繰り返した桜です。
継体天皇のお手植えの桜とされ、国の天然記念物にも指定されています。
開花シーズンには1日8,000人近くの人が訪れるそうです。
また、桜の開花時期は、ライトアップも楽しめます。
■ライトアップについて
・ライトアップ期間
2019年3月21日(木・祝)~2019年5月6日(月・祝)
・ライトアップ時間
18時40分~21時まで
【スポンサードリンク】
五大桜はどこ?
以上の三大桜に加えて、「石戸蒲ザクラ」と「狩宿の下馬桜」を含めた、
「五大桜」と呼ばれるものがあります。
・石戸蒲ザクラ
埼玉県北本市にある「石戸蒲ザクラ(いしとかばざくら)」は、
樹齢約800年の銘木で、こちらも国の天然記念物に指定されています。
鎌倉幕府の源頼朝の異母弟である「蒲冠者(かばのかじゃ)」源範頼(みなもとののりより)
の伝説により、「蒲ザクラ」となったとされています。
エドヒガンザクラとヤマザクラの自然雑種で、世界でこの木のみの品種で、
小ぶりで可憐な花が特徴です。
・狩宿の下馬桜
静岡県にある「狩宿の下馬桜(かりやどのげばざくら)」は、
樹齢800年を超える名木で、国の特別天然記念物に指定されています。
源頼朝が1193年に富士の巻狩りの際に、本陣が置かれた「狩宿の本陣」門前で、
馬を降りたことから「狩宿の下馬桜」と呼ばれるようになりました。
毎年4月上旬~中旬に、狩宿さくらまつりが開催されています。
※2019年は4月13日(土)、14日(日)に開催されていました。
まとめ
いかがでしたか。
春といえば桜ですが、一度は三大桜・五大桜と呼ばれているものを見てみたいですね。
今回の開花シーズンを逃してしまった方は、
ぜひ次のシーズンに訪れてみてはいかがでしょうか。